「大きな古時計」の歴史と日本での流行
2024年04月25日
1876年
ヘンリー・クレイ・ワークが「大きな古時計 Grandfather’s Clock」を作詞・作曲
おじいさんが生まれた時から90年間時を刻み続けていた大きなのっぽの古時計が動かなくなっているという歌詞。ワークがイギリス旅行でダラムにある「ジョージ・ホテル」に泊まった際にそこにあった大きな振り子時計がモチーフになった。
64年
1940年
ミミー宮島による歌唱で「お祖父さんの時計」がリリース
ミミー宮島(吉本興業(東京吉本)所属)が歌唱、門田ゆたか作詞、仁木他喜雄編曲で「お祖父さんの時計」としてリリース。歌詞は原作と異なり、シンデレラをモチーフとしたオリジナルのもの。
22年
1962年
NHKのテレビ番組『みんなのうた』で「大きな古時計」として放送
これがきっかけで、日本人の間に急速に浸透。
訳詞は保富康午で、現在まで日本で広く知られている歌詞はこのときのもの。ヘンリー・クレイ・ワークの原作では90年間時を刻んできた時計だったが、90年では響きが悪いという理由で100年にされた。
約
40年