Apple Payの日本での進化
AppleがiPhone 7、Apple Watch Series 2から日本のソニーが開発した規格、FeliCaに対応。Apple Payのサービスを、世界とは異なる日本の独自仕様で開始した。
アメリカでは2年前、2014年10月20日からサービスが開始していたが、それはNFC TypeA/Bという別の規格(後に日本ではタッチ決済という名称で広まった決済手段で用いられる規格)での導入だったため、日本での導入には時間がかかった。
開始当初は「Suica」「iD」「QUICPay」での対応で、登録したカードの種類によって、iD、または、QUIC Payが付与される仕組み。例えば、JCBカードのプロパーカードを登録したらQUICPayが付与される。
なお、NTTドコモが同様のFeliCaに対応した電子マネーが使えるおサイフケータイのサービスが開始したのは、日本でApple Payが使えるようになった12年3ヶ月15日前、2004年7月10日。そのため、開始当初はAndroidユーザーを中心に「今更?」という声も多く見られた。
iOS 11以降から日本で発売されているiPhoneでも対応した。
当時の名称は「Mastercardコンタクトレス」「J/Speedy」「American Expressコンタクトレス」(後にVisaブランドに合わせる形で「タッチ決済」へと呼称を変更した)。
この日まで日本においてApple PayはVisaブランドには対応しておらず、あくまでiD、または、QUICPayが付与される形での対応だった。そのため、Suica等へのチャージも対象外だった。
この対応によって「Visaのタッチ決済」が利用可能に。また、SuicaへのチャージにVisaブランドのカードも利用可能になった。